ものづくりに関して一定の技能・経験を有する方を、ものづくりマイスター・ITマスター・テックマイスターに認定・登録します(中央技能振興センター)。若年技能者の人材育成に活躍して頂きます。
認定要件
ものづくりマイスターとは
次の1から3までのすべてに該当すること。
- 次のいずれかに該当する技能士等であること。
ア 技能検定の特級・一級・単一等級の技能士
イ 上記アと同等の技能を有していると認められる者
ウ 技能五輪全国大会又は技能五輪国際大会レベルの技能競技大会の成績優秀者(上位第3位まで) - 実務経験15年以上
- 技能の継承や後進者の育成に関して意欲を持って活動する意思及び能力がある者
ITマスターとは
次の1から3までのすべてに該当すること。
- 実務経験7年以上(情報技術に係る修士課程を修了している場合は実務経験5年以上で可)
- 次の情報技術関連の資格のいずれかを有する者
ア 国家検定 情報処理技術者試験応用情報技術者試験合格者
イ 国家検定 技能検定ウェブデザイン1級
ウ 上記ア、イに相当する資格を有する者(ITSSのスキル習熟度レベル3~4に相当)
(例:国家検定 情報処理技術者試験高度試験及び情報処理安全確保支援士試験合格者等)
エ 上記ア、イ、ウの資格を有さない場合は、技能五輪全国大会又は若年者ものづくり競技大会のうち、ITマスター対象職種で優秀な成績を収めた者(銅賞以上の入賞者) - 技能の継承や後継者の育成に意欲を持って活動する意思及び能力がある者
ITマスター(ITマスターとはパンフレット)
テックマイスターとは
ものづくり現場(企業)で、IT技術を使って課題発見から改善提案ができ、改善指導を通じて企業の生産性向上等や人材育成をできる方として平成30年度に新設されたもので資格要件は下記のとおりです。
次の1から5までのすべてに該当すること。
- 実務経験15年以上
- 以下のいずれかの資格を有する方
ア 技能検定の特級・1級・単一等級の技能士
イ 技能五輪全国大会又は技能五輪国際大会レベルの技能競技大会の成績優秀者(銅賞まで)
ウ ビジネス・キャリア検定生産管理分野該当区分2級以上
エ 上記、ア~ウと同等の能力を有していると認められる方 - 生産現場で、改善の実績・経験等を有していると認められる方
- IT技能について、一定の要件を満たしている方
- 技能の継承や後継者の育成に意欲を持って活動する意思及び能力がある方
ものづくりマイスター/ITマスターデーターベース(テックマイスター参照)
取り組み
東京都技能振興コーナーを設けます
ものづくりマイスター・ITマスター・テックマイスターの認定申請受付
東京都職業能力開発協会内に設置する東京都技能振興コーナーで受付けます。
※ 申請方法についてはこちらをご覧ください。
若年技能者の人材育成に係る相談・援助
従業員に新たな技能を習得させたいが、人材育成方法が分からないなど課題を抱えている企業様の相談をお待ちしています。
ものづくりマイスター・ITマスター・テックマイスターを企業等へ派遣します
- 中小企業や工業高校等の要請に応じて、ものづくりマイスター・ITマスター・テックマイスターを派遣し実技指導などの支援を行います。
- 小・中学校、普通高校等の要請に応じて、ものづくり体験・IT体験授業等を行います。
※ ものづくりマイスター・ITマスター・テックマイスター派遣の謝礼や材料費は当協会で負担します(限度額あり)。
地域に出向き技能の振興を盛り上げます
- 各地で小中学生等を対象にものづくり体験教室や工場見学会を行います。
- イベント「ものづくりフェア東京2021」を開催します。
- 匠の技の高度技能を実演・披露します。
※ものづくり体験教室等技能者派遣の謝礼や材料費は当協会で負担します(限度額あり)。 - 技能五輪全国大会など全国的な技能競技大会出場時の旅費等を支援します。
※中小企業在職者や学生等が対象となります。